今年、初盆(新盆)を迎えることになっている方。
たくさん準備をしなければならないことが出てきますね。
とはいっても初めてのことだったら、どうしていいかわからないことも多いはず。
その中に、提灯はどうするのかということがあります。
誰か買う人が決まっているとか、色々な話を聞くことがありますよね。
そこで、今回は初盆の提灯についてご案内したいと思います。
初盆の提灯は誰が買うの?
基本的に、毎年のお盆に飾られる、絵柄の入った盆提灯は、故人と関係が近かった方、兄弟や親戚といった近親者が贈るとういうのが一般的です。
また、初盆用の白提灯に関してですが、こちらは、故人の身内が用意することになっています。
でも実際のところ、こちらもとくに決まりがあるわけではありません。
また、今は住宅事情もあって大きな提灯は飾るスペースがないという場合もありますよね。
そういったことを考えて、盆提灯を贈る替わりに「御提灯料」として現金を包む、というところも増えています。
どちらが良いか迷ってしまう時は、周りの親戚の方に聞いてみるといいでしょう。
地域によって異なることもあるのでその方が無難です。
お盆は故人の霊が帰ってくると言われていますよね。
盆提灯はその時に、霊が迷わずに家にたどり着けるように目印として使います。
早く帰ってきてください!の気持ちで飾りたいですね。
そして昔から、初盆を迎える家に、盆提灯を贈るという風習があります。
でも、誰が贈るのか、ということについては地域によっても風習が違うこともあります。
初盆の提灯はいつから飾る?
盆提灯を飾る時期は、全国的に8月上旬から飾ります。
お盆を旧暦で行う地方では7月上旬から飾ります。
そして盆提灯を片付けるのはお盆明けの、17日以降になります。
盆提灯は、仏壇か精霊棚の前に飾ります。
そして、初盆の白提灯は、一軒家なら玄関または、縁側の軒先などに飾ります。
マンションであれば、仏壇の前、または部屋の窓がある場所につるします。
明かりを灯すのは、13日の夕方からで、16日には明かりを落とします。
初盆の提灯は処分するの?
では、この提灯はどのように処分するものなのでしょうか?
初盆の白提灯は、1回しか使わないものなので、お焚き上げしてもらうといいでしょう。
絵柄の入った提灯は、毎年お盆に飾るものなので、綺麗に掃除をしてから片付けましょう。
この絵柄の提灯も古くなったり、壊れたりしたら処分しますが、その時も、白提灯と同じように、お寺に持っていくといいでしょう。
また、家庭ごみとして捨てる場合は、分別方法について確認した方がいいですね。
捨てる時は他のゴミと一緒にしないで捨てる。
その時に、あら塩をかけて清めてから、白い紙に包んで処分すると、気持ち的にもいいかと思います。
まとめ
地域の風習を知りましょう。
お盆など、地域によって風習が異なるようなこともたくさんありますよね。
迷ったらためらわず周りの方に相談してみるといいですね。
早めに支度をして慌てないようにしましょう。
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